SDSとは
SDS(Safety Data Sheet)は日本語で安全データシートと呼ばれています。
「化学物質またはそれを含有する製品」を他社に引き渡す際、必要な書類になります。
化学物質とは、接着剤、樹脂、顔料(日焼け止め等)などです。
SDSとMSDSは違うの?
日本では平成23年まではMSDS(Material Safety Data Sheet)と呼ばれていました。
ですが、国際基準に合わせるため「SDS」という名称に統一されました。
どちらも同じ意味です。
ただ、SDSの書類を確認した際、MSDSとタイトルにあれば古い情報となりますので、必ず最新のものを入手しましょう。
SDSで必要な情報
SDSに記載されている項目は15項目あります。
この中でも最低限確認しておきたいのは、以下の2つです。
・3項「組成、成分情報」
・14項「輸送上の注意」
3項「組成、成分情報」
含有する指定化学物質の名称、指定化学物質の種別、含有率が記載されています。
この項目で大事なのは「主成分は何か?」という所です。
化学物質のHSコードは細かく定められています。
そのHSコードを調べる際、こちらの項目が重要になってきます。
含有物質とその含有率が記載されているため、この書類があればすぐにわかります。
・14項「輸送上の注意」
こちらの項目には国連番号や国連分類について記載されています。
この国連番号や国連分類に「該当しない」と記載されていたら、通常貨物で発送ができます。
もし、国連番号や国連分類にクラスや番号が書かれている場合、それは危険物に該当します。
そうなれば、危険物と見なされ発送は難しいです。ですが、一度クーリエに発送の可否の確認をとってみるのが良いです。
まとめ
発送する商品によってはSDSが必要となってきます。
SDSの入手方法は、メーカーのホームページや問い合わせをすることで入手することができます。
ただ、個人に開示していないメーカーもあるので、その際はクーリエに連絡をし、どうすべきかアドバイスをもらいましょう。
発送ができないということもあるので、SDSが必要になるかな?と思った商品に関しては、事前に調べてから出品をしたほうが良いです。