VATとは、日本の消費税のようなものです。
EUやアジアなどの国で、物やサービスの購買時に課せられる間接税のことです。
Value Added Taxの頭文字の略です。
付加価値税ともいい、 EU加盟国は必ずVATを導入するようになっています。
*その他EUなど発送した際、発生するのが関税です。
関税は、輸入品に課される税であります。
2021年7月1日からVAT免税の廃止
2021年7月1日以降、VAT免税が廃止になった為、金額にかかわらずVATが課せられるようになりました。
以前までは22€以下はVAT免税が適応されていました。
VATは誰が徴収するの?
・150€以下→オンラインマーケットプレイス(eBay)が徴収します。
eBayは買い手から直接VATを徴収する責任があります。
150€以下の商品の場合、eBayは販売時点でバイヤーからVATを徴収し、EUの税務当局に送金することになります。
・150€以上→配送業者が徴収します。
150€以上の商品の場合、税関申告者(配送業者)が徴収するようになっています。
セラーは何をしたら良いの?
150€以下の商品の場合、バイヤーは既にeBayにVATを徴収され支払っている可能性があります。
その場合、その旨を発送ラベルに記載する必要があります。
発送ラベルに記載するものは、「IOSS」と言う番号です。
「IOSS」番号は以下から確認ができます。
Order detailsをクリックすると、Tax Details欄に「VAT Paid : IOSS-○○○○」と記載がありますので、こちらでIOSS番号を確認することができます。
発送ラベルを作成する際、hirogeteやShip&coを使用しているセラーでしたら、自動でIOSS番号が入力されますので、対応する必要はありません。
FedEXやMy DHL+のページ、国際郵便マイページを使って発送ラベルを作成してる場合は、IOSS番号の入力が必要になってきます。
FedEXの場合、納税者番号の荷送人の納税者ID番号にIOSS番号を入力します。
DHLの場合、
税関申告欄に入力します。
国際郵便マイページの場合、
税関告知書/インボイス備考欄に入力します。
これでOKです!
まとめ
・VATは日本の消費税のようなものです。
・150€以下のEUへの発送時ラベルには、IOSS番号を記載しましょう。
また、DHLの担当者からはIOSS番号の入力も大切ですが、品名、CIF価格に関しても正確に記載することが大事と言っておりました。
発送ラベルを正確に記載することは、バイヤーにとって正しい税を支払うことに繋がります。
輸出をする上で、とても大切なことです。難しいことはではないので、記入漏れがないよう発送をしましょう!